テスラの一部は85万円の補助金となり、輸入車としては唯一の85万円獲得EVとなり、BYD ATTO3は35万円に減額!
NeV 次世代自動車振興センターが、2024年3月19日公表した「令和5年度補正予算 CEV補助金の車両補助額について」では、今までよりも多くの補助金を獲得したEVが出る半面、評価が低く出て、補助金が減額されたEVも出てきている。
主な補助金獲得EVのバブルチャート
まずは、どのEVがどのくらいの補助金を獲得したのか、主なEVを、いつものバブルチャートで紹介します。
このグラフは、縦軸に販売価格に対してどのくらいの割合の補助金を獲得したのかを%で表現し、横軸に補助金獲得額と、バブルサイズは、販売価格を表している。
今回、補助金が発表された中で、いちばん補助率(補助金額を販売価格で割ったもの)が高かったのは、日産リーフS(販売価格:302万円、補助金85万円)で、28.1%と、なんと約3割引きで買えてしまう感じになっている。
補助金が増えたEV
今まで、65万円の補助金だった「テスラ モデル3 AWD ロングレンジ」が、輸入車としては、唯一の85万円の補助金を獲得しました。
日産リーフは、今までは、52.7万円から85万円の補助金で、グレードなどによって補助金が異なっていましたが、今回の補助金では、すべての日産リーフが85万円の補助金となっています。
日産リーフの中でも、「ZAA-ZE1 NISMO」は、52.7万円から85万円へと32.3万円も補助金が多くなっています。
補助金が減ったEV
一番衝撃的だったのは、BYD ATTO3ではないでしょうか。
今までの補助金では、満額の85万円を獲得していましたが、今回の補助金では、50万円減額の35万円の補助金となってしまいました。
ヒョンデ IONIQ5も、減額の対象となっていて、前回の全車65万円から、ほとんどの車で45万円に20万円の減額となり、一部の車種では、35万円と30万円の減額となっています。
補助金別EV一覧
令和5年度補正予算 CEV補助金の車両補助額を獲得した補助金ごとに分類してみました。
NeV 次世代自動車振興センターのサイトにアップされているPDFは、メーカー、車種別だったので、補助金ごとに分類したのがこちらになります。
詳細は、こちらから
得点別補助金額一覧
事前に公開されている基準に基づいて評価を行い、その獲得した特典に基づいて、今回の補助金は決められており、こちらにある点数ごとに、このような補助金となっています。
- 130点以上 85 万円
- 100点 ~ 129点 95 万円
- 85点 ~ 99点 45 万円
- 70点 ~ 84点 35 万円
- 55点 ~ 69点 25 万円
- 54点以下 15 万円
詳細は、こちらから
リンク一覧
- NeV 次世代自動車振興センター ホームページ
- 令和5年度補正予算 CEV補助金の車両補助額について(EV、PHEV、FCV)
- 令和5年度補正予算 CEV補助金の車両補助額について
- 令和6年4月1日以降~(終了日未定)※新要件
- クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)の概要
- CEV補助金における評価の基準について
以上
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